東京湾エリアの日本最大級の商業施設ららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市浜町2丁目)隣りに,2004年12月にオープンしたマルチテナント型商業施設がビビット南船橋(旧ビビットスクエア南船橋から2012年10月に変更)だ.
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ビビット南船橋は,シンガポール政府系不動産デベロッパーのキャピタランドグループ,キャピタモールズジャパン(旧,キャピタランドリテールマネージメント)が運営をおこなっている. キャピタランドグループの総資産額は約 6.6兆円にもなる. そのアジア地区を担当しているキャピタモールズアジアだけでも,アジア圏5カ国に101件以上の商業施設を保有し,その資産額は約 1.9兆円となる.
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このビビット南船橋 1F,すばる書店TSUTAYAビビットスクエア南船橋店跡地に2012年10月1日にオープンしたあのが,食の専門店街「南船橋食小路」 (たべこみち)だった. だが,当初の目標を達成できず,2016年1月15日(金)で完全閉店となってしまった. わずか,約3年3カ月の営業だった.
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キャピタモールズジャパン(キャピタランドリテールマネージメント)は,施設を建設したラサールインベストメントマネージメント(米国イリノイ州シカゴ)からビビット南船橋を取得し,ららぽーとと同じ客層をターゲットとする営業方針を変更. 地域密着型の営業方針に切り替えている. ビビット南船橋を中心とする商圏には,約 19万人の市民が住んでいる.
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南船橋食小路(たべこみち)には,約200坪の売場に青果,鮮魚,精肉,惣菜,グロサリー(食料雑貨)など,それぞれの専門店を集めたフードゾーンとしてオープンした. ビビット南船橋には,生鮮野菜を得意とするスーパーバリュー(SV),低価格と量販を訴求するミスターマックス(MrMax)がすでに営業していたが,南船橋食小路は,「ちょっと贅沢」,「ちょっと上質」,「食べたくなるワクワク」,「地元の信頼・安心」をコンセプトに,付加価値と質販に徹しすれば,共存共栄できると考えていた.
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