船橋市高瀬町の京葉食品コンビナート岸壁にて,南極観測船に使われた砕氷艦SHIRASE(しらせ)にて,第5回チャレンジングSHIRASE 2014が2014年10月19日(日)に開催された.
毎回2000人以上が参加する人気のイベントだが,今回第5回チャレンジングSHIRASE 2014のイベントにあわあせて,海上保安庁第三管区海上保安本部千葉海上保安部に所属する消防巡視船たかたき[PC-57]の一般公開もおこなわれた.
海上保安庁の消防巡視船は,2003年(平成15年)3月に竣工したぬのびき[PC54]など4隻以降,新規の建造がなかった. しかし,2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓から,このクラス(よど型)の消防巡視船 6隻の建造が2011年度第3次補正計画で認められて建造された.
巡視船たかたき[PC-57]は,その6隻のひとつとして新潟で造船され,2013年2月15日に竣工した最新型の船となる. このクラスの消防巡視船は,よど型とよばれ,はやぐも型の改良型となる.
よど型の外見上の特徴は,並列に立っている2本のマストだ. このマストには,伸縮式放水銃が装備され,海面上約 17m まで 伸ばすことができる. 右側の放水銃には遠隔操作用のカメラが付いている. また,左側放水銃には粉末消化剤ノズルがセットされている.
よど型の前の型となるははやぐも型との大きな違いは,推進部分となる. はやぐも型は,通常のスクリューだけだが,よど型は,放水作業時に船を安定させるために,ウォータージェットを採用している.船首(バウ)にもウォータージェットが装備されている.
また,操舵室上にはレーザー型の距離計と赤外線カメラが装備されている. よど型クラス1隻で15万t級タンカーの火災に対処できる.
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毎回2000人以上が参加する人気のイベントだが,今回第5回チャレンジングSHIRASE 2014のイベントにあわあせて,海上保安庁第三管区海上保安本部千葉海上保安部に所属する消防巡視船たかたき[PC-57]の一般公開もおこなわれた.
海上保安庁の消防巡視船は,2003年(平成15年)3月に竣工したぬのびき[PC54]など4隻以降,新規の建造がなかった. しかし,2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓から,このクラス(よど型)の消防巡視船 6隻の建造が2011年度第3次補正計画で認められて建造された.
巡視船たかたき[PC-57]は,その6隻のひとつとして新潟で造船され,2013年2月15日に竣工した最新型の船となる. このクラスの消防巡視船は,よど型とよばれ,はやぐも型の改良型となる.
よど型の外見上の特徴は,並列に立っている2本のマストだ. このマストには,伸縮式放水銃が装備され,海面上約 17m まで 伸ばすことができる. 右側の放水銃には遠隔操作用のカメラが付いている. また,左側放水銃には粉末消化剤ノズルがセットされている.
よど型の前の型となるははやぐも型との大きな違いは,推進部分となる. はやぐも型は,通常のスクリューだけだが,よど型は,放水作業時に船を安定させるために,ウォータージェットを採用している.船首(バウ)にもウォータージェットが装備されている.
また,操舵室上にはレーザー型の距離計と赤外線カメラが装備されている. よど型クラス1隻で15万t級タンカーの火災に対処できる.
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