「セリ,ナズナ(ぺんぺん草)[♪休符],ゴギョウ(草餅),ハコベラ[♪休符],ホトケノザ(タビラコ)[♪休符],スズナ(カブ),スズシロ(ダイコン)[♪休符],春の七草」.
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短歌のような 5-7-5-7-7 の8ビート(8分音符)調のリズムに合わせて口ずさむ,昔からの春の七草の覚え方だ. 読み書きができない人が多かったころから,このように自然とリズム感を出して覚えていたのだろう.
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秋は,ハギ,キキョウ[♪休符],クズ,フジバカマ[♪休符],オミナエシ[♪休符],オバナ,ナデシコ[♪休符],秋の七草」となる.
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春の七草は,1年間の無病息災を願ってかゆ(粥)として1月7日に食べる. 地域によっては,1月15日前後の小正月(旧暦の最初の満月)におこなうところもある. また,東北などの豪雪地では七草を採ることもできない場所があり,草にこだわらず七種類の具(油揚げなども含む)を集めて炊き込み(または,まぜご飯)にする地域もある.
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春(冬)の七草がゆのルーツは,中国の「七種類の菜でお吸い物を作る」(七種菜羹)風習から始まったものだ. 緑の乏しい寒中に,野山より採って食べ,邪気を払い縁起を祝ったものが,日本にも伝えられ春の七草になった.
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冬期は,長期保存できる穀物や乾物で毎日を過ごしてを待つことになる. この間は,どうしても体内で合成されないビタミンが不足し,足のしびれ(通称,かっけ/脚気)やむくみなどが起きる. 経験的に,こらの草を薬草として食べることで,病状が治まることがわかっていたのだろう. ビタミンは少量食べるだけでよい.
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どのような季節でも,色々な緑黄色野菜が食べられるようになった現代だが,この七草の名前をつけたマラソン大会が千葉県習志野市香澄で毎年行われている...続きを読む