1992年9月14日,最大積載量の4倍という大量の山砂を積載していたダンプカー(過積載運行)が,千葉県JR成田線大菅踏切前の下り坂でブレーキが効かなくなり,停止できず踏切に突っ込んだ. これにより,列車の運転士1名が亡くなり,乗客67名が重軽傷を負ってしまった.
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JR東日本は,ダンプカーの運転手などを相手に物損に関する民事訴訟を起こし,運転手や山砂の運搬を依頼した荷主,山砂を積み込んだ砕石会社などに損害賠償金1億1348万円の支払いを命じた. 内訳は,列車車両廃車費用約 3400万円,列車車両修繕費用約 3770万円,線路通信設備修繕費用約 1710万円,事故に関する人件費約 1660万円,乗客の代行輸送費用270万円などとなっている.
千葉県船橋市宮本7丁目物損事故. ▼電柱が根元で折れて傾いている.
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事故によっては,高額な賠償や休業補償が発生し,内容によっては億単位の高額賠償になる場合もある. 電車のような高額なものではなくても,ガードレールや電柱などの賠償金額はどのくらいになるのだろうか...続きを読む