ふりかけの定番といえば,丸美屋(本社,東京都)が1960年(昭和35年)から販売しているロングセラー商品のりたまだろうか. あつあつの白飯の上に,ふりかけただけで食が進む. のりたま以外にも,味道楽すきやきなどもロングセラー商品になっている.
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のりたまが登場した1960年は,食卓はまだ豊かではなかった. そのような時代に,「旅館の朝食のような贅沢なおいしさを家庭でも手軽に味わえるような食品を開発しよう」というコンセプトで,ノリを使って開発された.
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ふりかけの起源は,豚肉や牛肉を使った肉鬆(ロウソン)ではないかといわれている. 日本では,鯛などの白身魚をほぐして食紅を加えて薄紅色に色付けした桜でんぶが,ノリ巻きの材料として,今でも食べられている.
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全国ふりかけ協会としては,熊本県のフタバが大正の初期に販売した御飯の友を元祖ふりかけとして認定している. 当時の食卓は,慢性的にカルシウムが不足していた. それをおぎなうためにと,魚を骨ごと細かく粉砕して味付けをしたのが御飯の友だった.
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その後,丸美屋の是はうまいを1925年(大正14年)に販売. さらに,広島の小松原要助が軍用向けに露営の友を1928年(昭和3年)に販売した. 近年は,永谷園がおとなのふりかけを1989年から販売してヒットしている.
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丸美屋(丸美屋食品工業)は,ノリと乾燥玉子が入ったふりかけのりたまを発売してから 55周年になることを記念し,期間限定でヒヨコチップ入り手のりたまを発売している. 手のひらサイズのヒヨコ型容器入りとなっている. 内容量18gで,本体価格は150円(税抜)/1個,5個セット箱売りが750円となる.
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通常ののりたまに,約6mm のヒヨコ型のチップが入っている. 丸美屋は,船橋市非公認ふなっしーふりかけ(カレー味)も同じ形で販売している.
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