2011年3月11日(金)14:46 太平洋三陸沖を震源として発生したのが,東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)だった.
岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約 500km にもおよぶ広範囲の海溝型地震で,地震の規模を示すマグニチュードは M9.0, 日本の近代観測史上最大の超巨大地震となった.
▼JR京葉線新浦安駅前の液状化(左).
遠く離れた関東圏でも大きく揺れ,千葉県浦安市や船橋市,習志野市,千葉市幕張新都心で震度5強を記録,そして東京湾岸の埋め立て地を中心に大きな被害が出る.
その浦安市においては,市内の 86% にもおよぶ地域で,地中から水や砂が噴き出す液状化が発生し,断水や家が傾いた.
▼浦安市富岡3丁目の富岡交番(左). ▼その後,交番は建て替えられた.
住宅などの全壊が 10棟, 半壊 3649棟, 一部損壊 5092棟にもおよんだ.
▼浦安市立高洲小学校の地盤沈下.
また,地震直後には 3万3000世帯が断水,いたる所で下水道管が損傷して水洗トイレが使えなくなる. 特に,戦後1965年(昭和40年)から1973年(昭和48年)ごろに埋立てられた京葉線ぞいの地域(中町地区)を中心に激しく液状化となっている.
東京ディズニーリゾート(TDR)がある江戸川(江戸時代までは太日川)河口の舞浜地区は,戦前は三角州地(デルタ地帯)で,アシ(葦)の茂った湿地帯であった. 現在,浦安市舞浜3丁目には大三角公園少年野球場がある.
首都高速とJR京葉線の間となる浦安市弁天町地区では,ほぼ全域で液状化が発生したが,液状化の度合いに違いがある. 同じ弁天地区でも大量の砂が噴出し,電柱が大きく傾むくなど帯状の範囲(長さ 600m,幅20m)がある.
▼ピンクの場所が集中敵に大きな被害が出た場所.
理由は,埋立前の地形や埋立方法の違いが影響した可能性があるが,ここの場合,埋め立て前の地形に原因があるのではないだろうか...続きを読む
岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約 500km にもおよぶ広範囲の海溝型地震で,地震の規模を示すマグニチュードは M9.0, 日本の近代観測史上最大の超巨大地震となった.
▼JR京葉線新浦安駅前の液状化(左).
遠く離れた関東圏でも大きく揺れ,千葉県浦安市や船橋市,習志野市,千葉市幕張新都心で震度5強を記録,そして東京湾岸の埋め立て地を中心に大きな被害が出る.
その浦安市においては,市内の 86% にもおよぶ地域で,地中から水や砂が噴き出す液状化が発生し,断水や家が傾いた.
▼浦安市富岡3丁目の富岡交番(左). ▼その後,交番は建て替えられた.
住宅などの全壊が 10棟, 半壊 3649棟, 一部損壊 5092棟にもおよんだ.
▼浦安市立高洲小学校の地盤沈下.
また,地震直後には 3万3000世帯が断水,いたる所で下水道管が損傷して水洗トイレが使えなくなる. 特に,戦後1965年(昭和40年)から1973年(昭和48年)ごろに埋立てられた京葉線ぞいの地域(中町地区)を中心に激しく液状化となっている.
東京ディズニーリゾート(TDR)がある江戸川(江戸時代までは太日川)河口の舞浜地区は,戦前は三角州地(デルタ地帯)で,アシ(葦)の茂った湿地帯であった. 現在,浦安市舞浜3丁目には大三角公園少年野球場がある.
首都高速とJR京葉線の間となる浦安市弁天町地区では,ほぼ全域で液状化が発生したが,液状化の度合いに違いがある. 同じ弁天地区でも大量の砂が噴出し,電柱が大きく傾むくなど帯状の範囲(長さ 600m,幅20m)がある.
▼ピンクの場所が集中敵に大きな被害が出た場所.
理由は,埋立前の地形や埋立方法の違いが影響した可能性があるが,ここの場合,埋め立て前の地形に原因があるのではないだろうか...続きを読む