世界の人口は,72億7500万人(2014年)を超え,21世紀終わりごろには100億人に達すると推計されている. 世界の国別人口ランキングを見ると,
1位:中華人民共和国 13億6782万人(1人当たりGDP76位),
2位:インド 12億5970万人(1人当たりGDP 144位),
3位:アメリカ合衆国 3億1905万人(1人当たりGDP 6 位),
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4位:インドネシア 2億5149万人(1人当たりGDP 119位),
5位:ブラジル 2億0277万人(1人当たりGDP 74位),
6位:パキスタン 1億8629万人(1人当たりGDP 146位),
7位:ナイジェリア 1億7394万人(1人当たりGDP 130位),
8位:バングラデシュ 1億5822万人(1人当たりGDP154位),
9位:ロシア 1億4370万人(1人当たりGDP 69位),
10位:日本 1億2706万人(1人当たりGDP 26位)
---となっている.
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人口の多い国は発展途上国が多く,貧困層も多い. 現在でも,世界の9人に1人(約8億人)が飢餓に苦しんでいる(国連食糧農業機関報告). 今後,発展途上国の経済発展にともない1人当たり消費カロリー増加が見込まれているが,今までのように先進国が金の力で食糧を調達することは難しくなる. 日本の食料自給率はカロリーベースで 39% で,先進国中最低水準となっている.
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日本には,昔から「もったいない」と思う心があり,今でもその考え方が養われている. 日本が世界に誇れるもののひとつだ. 食い倒れの大阪では,食材を無駄なく使いきる「しまつ」という言葉もある. 食べ残しなどありえなかった. 一方で,中国式のマナーでは「満腹であることを示すために宴会などの場で料理を残す」ことは珍しくない. 文化の違いとはいえ,本来食べられるはずの食品が廃棄されてしまうのはもったいない.
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時代は変わり,大阪の中学校の生徒の約7割が給食を食べ残し,捨てられている. 全国の小中学校平均食べ残しの4倍にもなる. 大阪のアンケートでは,「量が多すぎ」,「味が薄い」,「まずい」,「冷たい」,「太りたくない」などといった理由があがっている. 「味が薄い」については,児童(10歳-11歳),生徒(12歳-14歳)の食塩(ナトリウム)で 3g未満とされているため,一般的な食堂の味付けよりもかなり薄味になっている. 大阪は薄味とよく言うが,むしろ関西の方が濃い味が好まれている. 関西主流の薄口しょうゆは,関東の濃口しょうゆよりも塩分濃度は高い. 大阪の食べ残しが多いのは,家庭や街の飲食店の味付けが濃いために,学校給食の味が薄く感じることにあるようだ.
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2016年5月行われた,G7環境相会合でも,「2030年までに世界全体の1人あたりの食品廃棄量を半減することを目指し,各国が協調して取り組む」ことで一致している. 一般家庭の食事の1日/1人当たりの食品使用量は 1116gで,これに対する食品ロス量は 41.0g(食品ロス率約 3.7%),そのうちの約半分(20.2g)が野菜,そのほかに果実類(6.4g),調理加工食品(4.6g)となっている. 人数が多い家族ほど食品ロスは少なく,独身者の方が食品ロスは大きい. 国民1人1日当たりの総食品ロス量は約 136g(茶碗約1杯のご飯の量に相当)もあり,家庭の食品ロスよりも,生産者(農家など)や食品企業(加工や流通など)から出る食品ロスの方が大きい. 飲食店においては,食堂やレストランと比較して,宴会や結婚披露宴では約5倍,宿泊施設では約7倍もの食べ残しが発生している.
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ケーキ工場のロールケーキも,ロールの両端はすれられるか家畜のエサとなることが多い. 味は,店頭に並ぶものとのぼ変わらない. このような食品ロスになるようなものを集めてて低価格で販売するケーキなどが人気だ. 市川市本八幡に本店をおき,千葉県などの7店舗を展開する洋菓子の(株)ドルチア(Dolcia)が,JR津田沼駅南口津田沼公園のイベント(ほぼ月1回)などでロールケーキアウトレットセールしている. 価格は300円ほどになる. 形は崩れているものも多いが,家庭で食べるには十分な品質となっている. 市川市本八幡のケーキ屋といえば必ずドルチアの名前が出るほどの有名な洋菓子店だが,製造工場は千葉県東金市のテクノグリーンパーク内にある. 大型ショッピングセンターモリシア(旧,サンペデック)内のテナントとして,ドルチアモリシア津田沼店が出店している. ドルチアは,独特な形のモンブランが有名だ.また,スイス仕込みのチョコレートはJAL国際線ファーストクラス,ビジネスクラスと政府専用機内で提供している.
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