ビビット2022-2014 : 御成街道

船橋市船橋大神宮前を起点として,習志野市藤崎,大久保新田,実籾を通り,東金市にいたる約37km の道が,東金街道(御成街道)だ.

東金街道は,江戸時代(徳川家康)に3日で造ったといわれ,ほぼ直線の道路となっている.
▼習志野市藤崎6丁目の大作造園道路わき

この東金街道の習志野市藤崎6丁目に,大作造園がある.

この造園会社の道路脇には,空き缶などの廃品を利用したオブジェが飾られている.

そのオブジェの完成度が高く,そこを通る通勤通学する市民からも,絶賛の声が聞かれる.

オブジェは,季節ごとに定期的に変わっているようだ.

ビールの空き缶などを,カッターで切り裂いて作っている.

タグ：: #千葉県習志野市藤崎6; #大作造園; #空き缶; #廃品; #オブジェ; #東金街道; #御成街道

2015年11月5日(木) の夕方 17:45 ごろ,千葉県船橋市宮本7丁目の歯科医院に勤める船橋市市場3丁目に住む48歳女性と,友人宅へ行く習志野市の15歳高校1年生男子生徒のスポーツ型自転車とが衝突し,女性が頭などを強く打ち,搬送先の病院で11月6日未明亡くなった. 男子高校生も,足や顔などにケガをした.

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ここは,船橋大神宮(意富比神社)脇を基点に東金までの約 36Km を結ぶ道路で,徳川家康や秀忠,家光らが東金などで鷹狩をするために使われた歴史ある御成街道(おなりかいどう/ここは成田道と東金道)の一部となる. そのようなことから,道路幅は狭く,歩道も整備されていないところが多い. 地元の人でも,ベビーカーが通るには危険なため,遠回りをして使わない. 歩道を歩くにも,自転車に乗るにも,命懸けの道路となっている.

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被害者女性は,1日の業務が終わり事業所ゴミを道路近くの歯科医院内駐車場に出す作業をしているところだった. この場所は,歯科医院の駐車場へ車道から車が出し入れができるよう,縁石(車道と歩道の境界線の部分)を切り下げて低くなっている. このような工事をする場合,道路管理者(千葉県だが実際には船橋市が代行)が工事し,費用は依頼者が負担しておこなう.

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だが,まったく縁石が無いというわけでもなく,1cmから3cmほどの段差がある. たとえ 1cm でも,侵入角度によっては自転車のタイヤが乗り越えられないことがある. この中途半端な高さが,段差があることを見誤ったのだろう. 報道でも「車を避けようとしてバランスくずした」と状況説明をしている. 後ろからの車を通すため,歯科医院の駐車場へ避けようとしたのだろう. また,現場は緩やかな下り坂であるため,自然にスピードが出ていたのかもしれない. 近くには「自転車は速度を落として」という黄色い立て看板が設置されてるので,過去に同様の事故があったに違いない.

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今回の事故の背景に,「2015年6月1日からの改正道路交通法が関係しているのでは」と指摘する人もいる. この改正では,自転車の交通ルール違反の罰則が強化された. 「歩行者用道路(歩道)における車両の義務違反」が明確化され,自転車は車道を走るのが原則,道路標識で通行可とされている場合や,運転者が幼児である場合などを除き,歩道は通行禁止となった.

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「自転車は車道を走るのが原則」はその通りではあるが,道路の対応が追いついていない. この道路は,クルマが自転車を追い越せないほど狭いため,自転車が車道を走り続ければすぐに渋滞となる. クルマにクラクション鳴らされても歩道は走れないし,車道には自転車が走れるような余裕もない. 「被害者になってしまった人もかわいそうだが,道路事情がわかる身としては高校生もかわいそうすぎる」という声も出ている.