江戸時代の中期,成田不動(成田山)は庶民の信仰を集め,成田参詣が盛んとなっていた. 江戸から成田までは三泊四日ぐらいで,気軽に行ける旅行のひとつだった. そのような旅人が歩いたのが佐倉道(成田街道)だ. 船橋宿(五日市村,九日市村,海神村の3村)は成田に行く途中の場所で,約30軒くらいの旅籠屋(はたごや)があり,佐倉道最大の宿場だった. その佐倉道が,現在の本町通り付近となる.
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その後交通は鉄道に変わり,船橋駅ができると,街の中心は駅前に移ってしまう. 大きなデパートやショッピングセンターができ,商店街としての吸引力は弱まるばかりだ. さらに,高齢化が追い打ちをかけ,シャッターを閉じた店が増えてきている. いわゆるシャッター通りといわれるものだ.
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そして,またひとつ店を畳んだ. 菓子や酒を販売していた嶋屋商店(千葉県船橋市宮本2丁目)は,2014年3月31日をもって完全閉店した.
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