2011年3月11日(金)14:46 太平洋三陸沖を震源として発生したのが,東北地方太平洋沖地震だった.
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岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約 500km にもおよぶ広範囲の海溝型地震で,地震の規模を示すマグニチュードは Mw9.0, 日本の近代観測史上最大の超巨大地震となった.
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すぐに緊急地震速報が自動発報され,同時にJR東日本の早期地震検知システムにより,東北新幹線にブレーキがかかる. 本震から3 分後(14:49),気象庁から岩手,宮城,福島の3県に大津波警報が出る. 遠く離れた関東圏でも大きく揺れ始め,千葉県浦安市船橋市,習志野市,千葉市幕張新都心で液状化が始まる.
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本震から 8分後(14:54),宮城県北気仙沼市沖に設置されてある GPS波浪計が,高さ 6m の津波を観測する. 27分後(15:14),NHKは岩手県釜石港の冠水のようすが生中継でテレビに映ってから,今回の地震が重大なものであることに認識し始める. この映像を見てから,避難行動を始めた人も多い.
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この地震による死者数は1万5894人(宮城県 9541人,岩手県 4673人,福島県 1613人),震災関連死を含めた死者は 1万9418人にもなった. いかに正しい情報を入手して避難をするのかによって,生死が分かれる. だが,地震直後には,自動で電力停止になることも多く,テレビからの情報が入手できなくなることもある. また,避難中は情報が得られない. 停電の場合でも,乾電池などでも聞けるラジオが見直されている.
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そのようなラジオだが,東京,大阪,名古屋の大都市圏を中心に,新しい放送が2015年12月から順次始まっている. それがワイドFMだ. 2011年7月24日をもって地上波アナログテレビ放送が終了されたが,それによって空いた電波帯域の内,1ch-3chi の帯域(VHF-Low帯域)を使って,AMラジオ放送のコピー放送(電波帯域変換放送)を,2015年12月から始めた.
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正式にはFM補完中継局といい,AMラジオ放送を親局として,それを補完する放送という扱いになる. 関東圏のワイドFM放送は,TBSラジオ(90.5MHz),文化放送(91.6MHz),ニッポン放送(93.0MHz)が,電波出力 7kw で放送している.
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ワイドFM放送は,当初全国でおこなう予定だったが,地方のローカル局の経営が厳しく新たな設備投資ができないことから,大都市の局を中心におこなっている. 関東圏のAM放送のTBSラジオの送信所は埼玉県戸田市,文化放送の送信所は埼玉県川口市,ニッポン放送の送信所は千葉県木更津市にある.
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一方ワイドFMの送信所は,東京都墨田区の東京スカイツリーを使っている. ワイドFMを視聴するには,今ままでのFM帯域と異なるため,対応ずみのラジオなどが必要になる. ただし,新規にラジオを購入しなくても受信できるかもしれない...続きを読む