西船橋駅(通称,西船)は,JR東日本の総武線(各駅停車)と武蔵野線(京葉線),東京メトロ(旧,営団地下鉄)東西線,東葉高速線の,3社5路線が乗り入れている千葉県の主要駅となっている. 3路線合計は,千葉県内の駅で最も多い駅となっている.
▼西船橋駅北口玄関.
3社合計の1日平均乗降人員は約65万人(2014年),年間約2億3700万人にもなる. 鉄道会社別の1日平均乗車人員をみると,JR東日本が 13万1895人(五反田駅についで25位/千葉支社内2位),東京メトロ(東西線)が 28万0011人,東葉高速鉄道が 5万3887人となっている.
この,JR西船橋駅側の改札口で,鉄製のシャッターが突然緩やかに下りてきた. 2016年1月30日(土)9;45 ごろだった.
シャッターは,幅約 9.3m,高さ約 3.6mの電動式シャッター全体の重さは約 800kg もある. 突然、緩やかに降下し始めたシャッターに駅員が気が付き,地面から 170cmほどの高さで手で押さえて止めケガ人はいなかった.
原因については,JR東日本千葉支社からは正式な発表はないが,シャッターは年1回の定期点検を行っていて,2015年12月に定期点検をしたばかりで異常はなかった.
防火シャッターには,建築基準法(施行令第112 条第14 項)によって,危害防止装置の設置が義務づけられている. 危害防止装置とは,煙感知器などが煙などを感知して作動する防火シャッターの安全装置で,増改築や大規模修繕等が行った場合にも追加で設置しなければならない.
また,危害防止装置には,煙や熱感知器,手動閉鎖時にシャッターが自重で降下していても,シャッターが人や物に接触すると自動で停止するようになっている.
危害防止装置が義務づけされたのは2005年(平成17年)12月以降に着工した建物になるため,JR西船橋駅の改札口シャッターに,この危害防止装置が装着されていたのかは不明だ. 推測になるが,シャッターが自重で下がることを防止するためのロック機構の部品が金属疲労などで壊れた可能性がある.
同様の事故は,2015年12月2日(水) 午前 10:00 過ぎに,横浜市磯子区の横浜市立山王台小学校でおきている. 避難訓練後に,6年生女子児童(12歳)が防煙シャッターに挟まれけがをした事故だ. 教防煙シャッターは2つあり,片方は閉まっていて片方は開いていた. 閉まっていた方の防煙シャッターを上げようとしたが,誤って開いていた防煙シャッターを操作していた.
これを見ていた30歳代の男性教諭が操作したところ,防煙シャッターを巻き上げるワイヤが切れて防煙シャッターが急落下した. 避難訓練後に教室に戻ろうとしていた6年生女子児童が,防煙シャッターに挟まれ,2カ所を骨折する重傷を負ったものだ.
.
<関連記事>
(2015年12月21日)事件事故@船橋市潮見町のスクラップ置き場の火災は安全だったのか(23)
(2015年12月17日)事件事故@船橋市夏見の耳が切られたウサギ虐待死事件(22)
(2015年12月14日)事件事故@船橋市宮本7丁目の電柱物損事故(21)
(2015年12月01日)事件事故@船橋市宮本の男子高校生による自転車死亡事故(20)
(2015年10月17日)事件事故2015@津田沼傷害致死事件(19)
(2015年07月17日)事件事故2015@習志野市谷津近隣公園整備工事疑惑(18)
(2015年07月04日)事件事故2015@まるか食品のカップ焼きそばペヤング(17)
(2015年06月30日)事件事故2015@京成八幡駅前の事故(16)
(2015年06月06日)事件事故2015@ららぽーとTOKYO-BAYの火災(14)
(2015年06月03日)事件事故2015@JR東京駅コインロッカー老女遺体遺棄事件(13)
(2015年05月09日)事件事故2015@クルマのJNCAPファイブスター賞とは(12)
▼西船橋駅北口玄関.
3社合計の1日平均乗降人員は約65万人(2014年),年間約2億3700万人にもなる. 鉄道会社別の1日平均乗車人員をみると,JR東日本が 13万1895人(五反田駅についで25位/千葉支社内2位),東京メトロ(東西線)が 28万0011人,東葉高速鉄道が 5万3887人となっている.
この,JR西船橋駅側の改札口で,鉄製のシャッターが突然緩やかに下りてきた. 2016年1月30日(土)9;45 ごろだった.
シャッターは,幅約 9.3m,高さ約 3.6mの電動式シャッター全体の重さは約 800kg もある. 突然、緩やかに降下し始めたシャッターに駅員が気が付き,地面から 170cmほどの高さで手で押さえて止めケガ人はいなかった.
原因については,JR東日本千葉支社からは正式な発表はないが,シャッターは年1回の定期点検を行っていて,2015年12月に定期点検をしたばかりで異常はなかった.
防火シャッターには,建築基準法(施行令第112 条第14 項)によって,危害防止装置の設置が義務づけられている. 危害防止装置とは,煙感知器などが煙などを感知して作動する防火シャッターの安全装置で,増改築や大規模修繕等が行った場合にも追加で設置しなければならない.
また,危害防止装置には,煙や熱感知器,手動閉鎖時にシャッターが自重で降下していても,シャッターが人や物に接触すると自動で停止するようになっている.
危害防止装置が義務づけされたのは2005年(平成17年)12月以降に着工した建物になるため,JR西船橋駅の改札口シャッターに,この危害防止装置が装着されていたのかは不明だ. 推測になるが,シャッターが自重で下がることを防止するためのロック機構の部品が金属疲労などで壊れた可能性がある.
同様の事故は,2015年12月2日(水) 午前 10:00 過ぎに,横浜市磯子区の横浜市立山王台小学校でおきている. 避難訓練後に,6年生女子児童(12歳)が防煙シャッターに挟まれけがをした事故だ. 教防煙シャッターは2つあり,片方は閉まっていて片方は開いていた. 閉まっていた方の防煙シャッターを上げようとしたが,誤って開いていた防煙シャッターを操作していた.
これを見ていた30歳代の男性教諭が操作したところ,防煙シャッターを巻き上げるワイヤが切れて防煙シャッターが急落下した. 避難訓練後に教室に戻ろうとしていた6年生女子児童が,防煙シャッターに挟まれ,2カ所を骨折する重傷を負ったものだ.
.
<関連記事>
(2015年12月21日)事件事故@船橋市潮見町のスクラップ置き場の火災は安全だったのか(23)
(2015年12月17日)事件事故@船橋市夏見の耳が切られたウサギ虐待死事件(22)
(2015年12月14日)事件事故@船橋市宮本7丁目の電柱物損事故(21)
(2015年12月01日)事件事故@船橋市宮本の男子高校生による自転車死亡事故(20)
(2015年10月17日)事件事故2015@津田沼傷害致死事件(19)
(2015年07月17日)事件事故2015@習志野市谷津近隣公園整備工事疑惑(18)
(2015年07月04日)事件事故2015@まるか食品のカップ焼きそばペヤング(17)
(2015年06月30日)事件事故2015@京成八幡駅前の事故(16)
(2015年06月06日)事件事故2015@ららぽーとTOKYO-BAYの火災(14)
(2015年06月03日)事件事故2015@JR東京駅コインロッカー老女遺体遺棄事件(13)
(2015年05月09日)事件事故2015@クルマのJNCAPファイブスター賞とは(12)