宝くじ史上最高金額は,1年のクライマックスに販売される1等前後賞合わせて7億円となった年末ジャンボ宝くじだ. 正式なジャンボ宝くじ(全国自治宝くじ)となるのはドリームジャンボ宝くじ,サマージャンボ宝くじを含めて3つだけだが,その他にもジャンボ(巨大な象)と名がつく宝くじは,グリーンジャンボ宝くじ,オータムジャンボ宝くじがある. 賞金(当せん金)が高額であるためジャンボと呼ばれているが,年ねん賞金は高額になってきている.
東京西銀座チャンスセンター.
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今発売されているグリーンジャンボ宝くじ2015(1枚300円)は,発売総額510億円(17ユニット)の場合で,1等4億円×17本,1等前後賞1億円×34本で,最大で51人億万長者が出ることになる. 1等が当たる確率は 0.0000001%(1/10,000,000) となる. 購入した金額の 48.33%賞金に充てられているので,宝くじ 1枚(300円)あたり,約145円(300×0.4833 = 144.99)となる. 日本の公営競技の競馬(管轄は農林水産省),競艇(国土交通省),競輪(経済産業省),オートレース(経済産業省)の払戻率 75% と比較すると,宝くじの換金率(ペイアウト確率)はかなり良くない.
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宝くじ(管轄は総務省)が年ねんジャンボ化する理由として,ロトBIG,toto (文部科学省)の躍進がある. BIG の場合,指定されたサッカーの各試合結果をコンピュータがランダムに選択するしくみ(試合を予想するわけではない)となっている. 14個の数字が試合結果と全て一致したなら1等当選となる. BIG(第745回)の場合,日本くじ史上最高額(公営競技を除く)となる10億2015円の1等当せんが6口も出ている.
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ロト7の場合,当選口数によって配当する金額が決定されるしくみになっているが,1等の当選確率が1000万分の1と超低いため,当選者なしが多数起きる. 当選者がない場合,その賞金がそのまま次回の1等賞金へ繰り越される. この賞金の繰り越しを,キャリーオーバーという. これが繰り返しおこなわれ,遂に史上最高繰り越し金額20億円のキャリーオーバーとなってしまっている. 1等だけでなく2等以下でも当選者不在の場合は,その賞金が次回のロト7へキャリーオーバーされるしくみになっている.
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このような背景によって,宝くじが高額になってきている. くじは,どこの宝くじ売り場で買っても当たる確率は同じだ. 販売枚数によって,宝くじ売り場の当選実績も上がるが確率は変わらない. だが,よい実績のあるところから買いたいという心理から,評判のよい宝くじ売り場が出てくる. 関東圏では,東京立川ルミネチャンスセンター,東京JR有楽町駅中央口宝くじ売り場,東京亀戸駅前北口売り場,東京渋谷駅ハチ公広場宝くじ売り場,東京新橋駅烏森口宝くじラッキーセンター,千葉市千葉駅前宝くじロトハウスなどだ. 東京西銀座チャンスセンターも実績がある宝くじ売り場だが,ここの列には特徴がある...続きを読む