JR京葉線「南船橋駅」の南口の,広大な船橋市市有地(4.5ha)の開発が始まる。首都圏の駅前で,未開発の貴重な土地となる。
▼現在のJR京葉線「南船橋駅」南口。
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かつてここには,船橋市立若松小学校と若松中学校があったが,京葉線と国道357号,東関東自動車道(E51)の建設のために,さらに埋め立てられた東京湾側へ移転させられた。
▼1969年(昭和44年)ごろの前の船橋市立若松中学校
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その後,千葉県水道局船橋水道事務所が利用していたが,こちらも京葉食品コンビナート地域へ移転した。
▼1992年(平成4年)ごろの現在の船橋市立若松中学校(右)と船橋市立若松小学校(左)。
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長らく放置されていた広大な空き地だったが,ようやく千葉県企業庁がUR賃貸住宅若松団地(一部分譲住宅あり)の再構築と合わせて大規模開発の調整を始めていた。しかしながら,まとめ上げる前に千葉県企業庁は解体されることになる。
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広大な空き地は,千葉県企業庁からへインフラ整備などを船橋市がおこなうことを条件に,2013年10月に船橋市へ無償譲渡されていた。この市有地の開発はプロポーザル方式で公募され,三井不動産グループの提案が 898点で選定され,2位のグループの 657点を大きく引き離して採用された。
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