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マンホール

災害は防げるのか@災害用マンホールトイレ(46)

東京都心から50km-70kmの範囲内にある1都3県を東京都市圏(東京圏)という. この東京都市圏には,約 3650万人が暮らし,世界最大のメガシティー(巨大都市圏)となっている. カナダ(3401万人)の全人口よりも多い. この東京都市圏で,大規模地震が予測されている.
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北米プレート(地殻)とフィリピン海プレートとの境界でおきるとされている東京湾北部地震(M7.3,地下20km-30km)を始め,北米プレート内の比較的浅い浅い地震(地下10km程度)としての都心西部直下地震(M6.9),都心東部直下地震(M6.9),さいたま市直下地震(M6.9),千葉市直下地震(M6.9),川崎市直下地震(M6.9),横浜市直下地震(M6.9),立川市直下地震(M6.9),羽田直下地震(M6.9),三浦断層群地震(M7.2)などが想定されている.
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特に,東京湾北部地震(M7.3)が最大規模の地震となることが想定(内閣府想定)されていている. 最悪のシナリオである冬の夕方 18:00, 風速15m/sの場合, 死者数 1万3000人,負傷者 21万人,建物全壊約 85万棟,避難者約 700万人(内千葉県が約 130万人),避難所生活者数約460万人(内千葉県が約 87万人),疎開者数約250万人(内千葉県が約 47万人),帰宅困難者約 650万人と予想されている. 死者数 1万3000人のほとんどが東京都内で,火災(6200人)と建物倒壊(3100人)によるものとなっている.
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東京特別23区の昼と夜の人口差は大きい. 夜間の人口が 878万人に対して,昼間の人口は 1184万人(2015年)にもなる. 東京特別23区への流入人口は,東京都内の周辺市(多摩市や立川市など)から 53万人,県境を越えて千葉県から 70万人, 埼玉県から 82万人神奈川県から 88万人などと,鉄道などの公共交通機関を使って通勤通学している.
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首都直下地震が起きた場合,鉄道などの耐震化はほぼ終了しているものの,周辺の地滑りや軌道の変形,橋梁の破損,点検などで全面的に機能停止に陥り,暫定的な運転再開までには,少なくても数日から約1カ月を要することが想定される. 東京特別23区帰宅困難者(帰宅難民)だけでも約 350万人(内20歳-59歳の業務目的の滞留者は約 250万人)となることが想定されている. 1都3県の帰宅困難者の総計は約 650万人にもなる. この帰宅困難者の計算方法は,自宅までの距離が 10km 以内の通勤通学者は全員徒歩で帰宅可能とし,自宅までの距離が 10km-20km まで 1km 長くなるご とに帰宅可能者が 10%づつ低減,自宅までの距離が 20km を超えると 100% 帰宅困難者として集計している.
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この帰宅困難者約350万人の安全をどう守り,と飲食料をどう確保するのかが課題となる. また,膨大な数の帰宅困難者が一斉に自宅に動き始めると鉄道駅舎周辺や路上に帰宅困難者があふれ,応急対策活動の妨げとなる. 帰宅路の一部では,市街地が大火になっていることもありえる. 国や地方自治体は,帰宅困難者を勤務先のビルや学校などに一定期間の収容し,「むやみに移動を開始しない(させない)」ことを考えている.
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たて続けておきる余震などによって不安となり,反射的に「帰宅したい」という行動をとってしまう. また,幼い子どもや高齢者なども心配だろう. 安否確認できていて,関係者によって飲食や寝る所も確保されていれば,余震がある程度収まってから安全に帰宅行動すればよい.
東京都港区立芝公園のマンホールタイプの災害用トイレ.
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企業の場合,正規や非正規雇用の形態に問わず,事業所内で勤務する全従業員が施設内に留まれるよう,3日分の水や食料などを備蓄することを努力義務としている. 3日分の備蓄量の目安は,水は1人当たり1日3L計9L,主食(アルファ化米,クラッカー,乾パンなど)については,1人当たり1日3食計9食,毛布を1人当たり1枚となる. その他にも,簡易トイレやトイレットペーパなどの備蓄も必要となる...続きを読む

災害は防げるのか@浦安市高州の浮き上がたマンホールの教訓(36)

2011年3月11日(金)14:46 太平洋三陸沖を震源として発生したのが,東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)だった.
浦安市の浮き出てきたマンホール.
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岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約 500km にもおよぶ広範囲の海溝型地震で,地震の規模を示すマグニチュードは M9.0, 日本の近代観測史上最大の超巨大地震となった.
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遠く離れた関東圏でも大きく揺れ,千葉県浦安市船橋市,習志野市,千葉市幕張新都心で震度5強を記録,そして東京湾岸の埋め立て地を中心に大きな被害が出る.
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その浦安市においては,市内の 86% にもおよぶ地域で,地中から水や砂が噴き出す液状化現象(液状化)が発生した. 比較的大きな民家は沈み込んで傾き,地中に埋められたマンホールはニョキニョキと浮き上がってきた.
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地中でかみあって重なりあっている土(砂)の粒子のすきまの中に地下水があると,地震によって揺すられて土の粒子のかみ合わせがだんだんはずれてきて,地下水の中に浮いたような状態になる. これが液状化現象だ. このような液状化現象は,2003年の十勝沖地震,2004年の新潟県中越地震(マンホールの最大浮き上がり 1.5m),1995年兵庫県南部地震(マンホールの浮き上がり10数cm程度)でも,マンホールや管の浮き上がり被害が報告されている.
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下水道としてよく使われるマンホールは,ほぼ円筒形のコンクリート製で,工場で作られたものを組立るものとなっている. 標準的なマンホールのサイズは,内径90cm,深さ2m,体積 1.8m2 で,重さは 1500kg となり,比重は約 0.8 となる. つまり,中が空であれば水に浮く. 液状化した地下水には泥が含むため,比重は 2.0 程度となる.
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今回の東北地方太平洋沖地震によるマンホール浮き上がり現象は,浦安市で最も多く発生した. 液状化の激しい場所と,マンホール浮き上がり現象が発生した場所は必ずしも一致はしていない. 液状化が発生しやすい砂質土地盤よりも,軟弱地盤で生じやすいことがわかっている.
2012年4月29日時点の高州中央公園の浮き上がたマンホール(貯水槽).
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東北地方太平洋沖地震は,一度の災害で戦後最大の人命が失われてしまった. 神社や寺がなぜ高い場所に建てられてていたのか. チリ沖地震の津波の時には「海岸線は危ない」といわれていたのになぜ住居区になってしまったのか. ---など,各地での教訓を残した.
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その辛い経験と厳しい教訓は,今後の未来へつなぐ証拠として,確実に後世に伝えることが重要で,風化しないよう定期的に災害教育を継続的に実施していくことが重要だと認識された. 千葉県浦安市高州の高州中央公園駐車場の貯水槽も,大きく飛び出した. 耐震性貯水槽であったにもかかわらずだ.
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この貯水槽は,首都圏の被災地の象徴として,たびたび新聞やテレビなどで報じられた. 浦安市は,この貯水槽をいち早く地震の教訓モニュメントとして残すことを決定した. 震災からわずか3か月後のことだった. 今後ここは,小学校などの地震教育の題材として活用されていくであろう. だがこの被災モニュメント,浦安市のホームページなどでは紹介されていない. それはなぜなのか...続きを読む
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