2015年6月12日(金),船橋市立船橋高校(市船/イチフナ)吹奏楽部の生徒らは,札幌行き飛行機に乗っていた. 6月10日(水)-14日(日)の5日間,札幌大通公園(全長500m)を中心に約20会場で行われるYOSAKOIソーラン祭り2015に,6月13日(土)から参加するためだ. 祭りは今年で24回目となり,市船は連続11回目(単独参加は9回目)の参加となる.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C002801420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C0028034
YOSAKOIソーラン祭りは,高知県のよさこい祭りをルーツに,北海道民謡のソーラン節を取り入れ,1992年(平成4年)に誕生した. YOSAKOIソーランには,「手に鳴子(和製カスタネット)を持って踊ること」,「曲にソーラン節のフレーズを入れること」の2つのルールさえ守れば,振付や衣装,メイク,曲などは各チーム(最大150人まで)の自由だ. ソーラン節は,北海道民謡のひとつで,ニシン漁の際に歌った労働歌だった.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C002808420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C0028044
YOSAKOIソーラン祭りには,270チーム,約2万7000人の参加者と,約198万人の観客が集まる. 祭りへの参加は基本的に有料(北海道外は 10万円)だが,小中学校などのジュニアチームと高校生チームは無料で参加できる.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C002813420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C0028154
YOSAKOIソーラン大賞を決定する審査を受けるチームはパレード演舞が必要となり,パレード演舞は音響機材を搭載した地方車(じかたしゃ)が必要となる. 地方車を各チームで持参してもよいが,北海道以外のチームは当然レンタルとなる. 実行委員会からレンタルした場合,1チーム18万円となる.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1550_4202420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1550_42054
YOSAKOIソーラン祭りでは,YOSAKOIソーラン大賞を決定する本祭審査のほか,2つの部門大会がある. 市船は,ブロックを2位で通過し,セミファイナルに進出を果たした. 2010年には,高校生のチームでありながらファイナル進出して優秀賞を受賞している.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1550_4211420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1550_42154
YOSAKOIソーラン大賞は北海道の平岸天神(9回目の大賞),準大賞は船橋市のREDA舞神楽となっている. 千葉からは6チームが参加した.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C002803220150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C0028022
市船吹奏楽部は,楽器を吹くだけではなく,踊ったり,合唱をしたりする. 全国的に見ても,高校の吹奏楽部ヨサコイを踊るのは珍しい. ヨサコイを踊る場合のチーム名は,市船吹奏楽部THEヨサコイとよぶ.
20150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C002821420150726_船橋市立船橋高校_吹奏楽部_よさこい_1555_C0028224
市船吹奏楽部では,毎年テーマを決める. 「結局,自分を変えられるのは自分だけ」,「覚悟はあるか」,「すべては自分から始まり自分に戻る」,「自分が変われば世界が変わる」,「今しかない」,「私は私だ,何が悪い」などだ. 今年のテーマは「自分がやらず誰がやる」となり,ヨサコイも,この呼びかけから始まる...続きを読む