千葉県千葉市の幕張地区の埋め立てが1973(昭和48年)から始まるが,東京一極集中を見直すことから,住宅中心の街から,業務機能をもつ新都心の構想へ1975(昭和50年)に変更される. さらに,1976(昭和51年)に学園の街構想が追加され,「職・住・学・遊」の複合機能が集積する街に変更される.
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1978(昭和53年)に成田に新東京国際空港(現,成田国際空港)が開港されたことから,国際都市にふさわしい企業を誘致する活動に入る. IBMやメルセデスベンツ(すでに,東京八重洲へ移転)などの外資系,NTTなどの日本のグローバル企業を誘致する. 文教地区には,神田外語大学,千葉県立保健医療大学,アジア経済研究所,JA共済幕張研修センター,高度職業能力開発促進センター,放送大学千葉学習センター,千葉県総合教育センター,昭和学院秀英中学校高校,渋谷教育学園幕張中学校高校,千葉県立幕張総合高校(千葉県立若葉看護高校)などの施設が設置された.
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国際都市に向けて,計画当初から組み込まれていたのが,インターナショナルスクールの設置だった. 海外からの駐在員の子ども,日本人家族の海外進出後の帰国子女,二重国籍の子どもなどへの英語での教育が望まれていた. 日本の教育は世界最高レベルではあるもの,画一的な教育制度で柔軟性がなく,個性に合わせた色いろな教育カリキュラムの選択や教育ルートを変えることが難しい.
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日本国内のインターナショナルスクールの多くは,学校教育法第一条に規定する学校(略称,一条校)として認められておらず,各種学校のあつかいか,無認可の学校となる. 日本の法律に基づかないため,単なる私塾と同等のあつかいになる. このような学校は,インターナショナルスクール卒業後(途中からも)公立の中学校には進むことができない.
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それに対して,2009年(平成21年)4月に開校した幕張インターナショナルスクール(理事長は千葉銀行特別顧問早川恒雄)は,日本で初めて正式に認められた一条校になる. 学校の授業は国語の時間を除いて,全て英語で行うイマージョン教育校(第二言語で学ぶ学校)である. 一条校は,日本の学習指導要領に沿った内容となっているため,小学校卒業資格が得られる. 公的補助金も支給される.
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千葉県から4億円,千葉市が1億円,幕張メッセを中心とした企業がMIS設立財団を設立し,千葉銀行,京成電鉄などが出資している公設民営の学校となっている. 一条校になるためには,色いろな条件をクリアしないといけない...続きを読む