千葉県千葉市美浜区の幕張新都心拡大地区の,「(仮称)幕張新駅」西側の駐車場に変わったマイクロバスが駐車している。
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濃い緑色のレトロ調のボンネット風のマイクロバスだが,このバスは何なのだろうか。
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このバスは静岡県のJR静岡駅周辺や駿府城(すんぷじょう)を中心に走っている「駿府浪漫バス(すんぷろうまんばす)」の3台の内の1台となる。
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駿府浪漫バス」は,静岡市で鉄道を運営している静岡鉄道(しずてつ)のグループ会社の「しずてつジャストライン」が自主運行しているバスとなる。
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静岡といえば「お茶」が昔から名産だが,静岡鉄道は,1950年代には静岡県中南部から清水港に「お茶」を運ぶために誕生した。その清水港から,日本各地や米国に輸出されていた。
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静岡の鉄道は,最盛期には5路線 100km 近くにもなっていたが,現在は静岡から新清水間の 11km を結ぶ静岡清水線のみとなっている。
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同じグループ会社のバス運行会社「しずてつジャストライン」は,従業員数 665名,バス 541両を所有し,年間旅客数は約3,100万人にもなる大きなバス会社だ。
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駿府浪漫バス」は,2000年(平成12年)4月より,愛称「家康公号(紺色)」,「葵小町号(赤色)」と「竹千代くん(緑色)」の3台で名所旧跡巡りている。土日祝13便(30分ごと)1周(約7.6km)を約55分かけて運行する。
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どこで降りてもの定額運賃で1回あたり大人 200円(以前は大人1回100円だったが値上げ)となっている。また,「電車バス一日フリー乗車券」大人 1380円の利用も可能となっている。
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幕張のバスは,「駿府浪漫バス」と同じ路線に2009年(平成21年)4月より日野車体のポンチョを使った「コミュニティバスこしず」も同じ路線を運行している。
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「コミュニティバス」が2世代目となり,不要となった「竹千代くん」を売却。
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それを中古で購入したものと思われる。
▼レトロ調のボンネット風のバスは,三菱ローザを改造して作られた。
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