夏見小室線(千葉県道288号)の船橋市夏見台5丁目に,「職人のための店」をコンセプトにしたプロ用道具専門店が2020年秋にオープンする。
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それが「本田屋」だ。職人向けの電動工具や金物,作業用品,塗料,作業服などを取り扱う。この店は,茨城や千葉を中心に大型ホームセンターを展開する「ジョイフル本田」が直営する店舗となる。
▼船橋市夏見台5丁目の「本田屋」。▼すでに外装工事は完了している。
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大型店を中心に店舗展開をしてきた「ジョイフル本田」としては新業態の店舗となり,本田屋千葉都町店に続き2号店となる。
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ジョイフル本田」は,茨城県土浦市に本社を置く東証一部上場(東1-3191)企業だ。創業者の故本田昌也は,「本田材木店」の次男として1930年(昭和5年)に生まれた。
▼船橋市夏見台5丁目のこの場所には,「洋服の青山船橋夏見台店」があった。
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本田は,木材の買い付けのため米国や加国(カナダ)への出張が多かった。当時米国では,ランバーヤード(材木倉庫や加工場)を次つぎにホームセンターに業態変更するようになっていた。
▼環境対策としておこなったクールビズ(軽装化)の影響で,「紳士服店」はどこも苦しい。▼さらに追い打ちをかけるように新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策のテレワークで需要がなくなってしまった。
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これを見て,1975年(和50年)に独立し「ジョイフル本田」を立ち上げた。本田は,「お客さまにとって便利が良い仕事は必ず発展する」,「1年に1個も売れないような商品を置き続けることで顧客を満足させられる」との信念で売り上げを伸ばした。
▼「紳士服店」の「閉店(するかも)セール」はよくあることだが,今回は本当に202年6月28日をもって閉店してしまった。
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ジョイフル本田」の代表的な店舗として,千葉ニュータウン店(東京ドーム3.6分),群馬県の新田店(東京ドーム4.1分),ニューポートひたちなか店(東京ドーム5.1分)などと,日本最大級のホームセンターをつぎつぎに開店させている。2019年6月期の連結売上高は 1482億円にもなる。