街を歩いていると,道路などの工事現場の危険なエリアでバリケードを目にする. 工事途中の現場に誤って踏み入れ,ケガなどをしないようにするためのものだ.
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道路工事現場においては,国土交通省(旧,建設省)が「標示施設等の設置基準」のひとつとして昭和37年8月30日に定めたもので,「防護施設の設置」という項目で「車両などの侵入を防ぐ必要のある工事箇所には,両面にバリケードを設置し,交通に対する危険の程度に応じて赤ランプ,標柱などを用いて工事現場を囲むものとする」としている.
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防護施設」の色彩の規定もあり,「横棒(バー)に黄色と黒色の幅10cm斜縞模様を用いるもの」としている. 横棒(バー)についての規定はああるものの,そを支える支柱(カラーコーンなど)に色や形についての規定はない.
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20年ほど前であると,「安全第一」とかかれた,スチール製の折り畳み式バリケードスタンドが一般的だったが,数十年前から,より安全でコストが安い合成樹脂製(軟質ポリ塩化ビニルやポリエチレン)のカラーコーン(ロードコーン、パイロン=柱)に横バー(コーンバー)で繋いだものが多くなっている.
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これも数十年ほど前からだろうか,「単管バリケード」という合成樹脂製(ポリプロピレン)の支柱(スタンド)に,金属製の単管でつないだものが多くなっている.
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さらに近年は,支柱(スタンド)に動物やご当地ゆかりのゆるキャラなどをあしらったタイプが全国各地に広がっている. 当初,トラ,シカ,アヒル,タヌキ,ウサギ,キリン,イルカ,パンダなどと動物ものが多かったことからアニマルガードなどともいう. 千葉県では,ご当地ゆるキャラのチーバくんを使ったものをよく見かける. 住民からも,「殺風景な工事現場を和ませる」と好評で,自治体などがおこなう工事現場で導入するケースが増えている.
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たまたま見つけた訪日外国人からも,「日本的でカワイイ(kawaii)」,「日本は最高だな」,「アメージング(びっくりした)」,「クール(かっこいい)」,「オーマイガッ(あんれま~)」,「オモチャの国のよう」,「うちの国じゃ盗まれちゃう」などの声が聞かれる.
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一方で,「何で日本人がこういう事をするのかはよく分からない」,「子供達をひきつけることは無いんじゃないか」,「工事コストが上がるんじゃないか」といった意見もある.
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では,いつごろから動物やご当地ゆかりのゆるキャラなどを使った単管バリケードが増えてきたのだろうか...
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誕生のきっかけは,北海道の旭山動物園だった.
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実は,これらの単管バリケードは,ほとんどがレンタルとなっている,すべての工事現場に必要ではないので,必要な時に借りるというのが一般的になっている. これらの保安用品のレンタルをおこなっているが仙台銘板となる. 2006年,仙台銘板の北海道旭川の営業所長が,当時人気となっていた旭山動物園をヒントに「工事現場のイメージアップも兼ねて,現場で使われる単管バリケードを動物の型にしてみようとなった」.
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最初のアニマルガード(単管バリケード)はサルガードだった. そして,第2弾はカエルガードだった. あっという間に全国各地に広がった. 各地の自治体が推進しているご当地ゆるキャラを採用し,群馬県はぐんまちゃん,千葉県はチ-バくん,宮城県のむすび丸,福井県のラプトくん,沖縄県のシーサーなどとつぎつぎに作られた. さらに,人気アニメワンピースのキャラクターの「ルフィ」と「チョッパー」,少女向けのキャラクタ「キティちゃん」,「ガチャピン」,「ムック」も人気だ. 北陸新幹線や北海道新幹線などもある.
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