千葉県企業庁がおこなっていた土地整理事業および土地造成整備事業は,役目を終えて2015年度末をもって清算(解散)した. 企業庁が所有していたJR京葉線(武蔵野線)南船橋駅の南口前の 4万5000m2(4.5ha)にもなる空き地は,船橋市に無償譲渡され,船橋市のプランで開発される. ただし,船橋市潮見町の埋め立て地の下水道整備を船橋市がおこなうことが譲渡条件に入っている.
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当初企業庁は,若松団地(UR賃貸住宅)の一部とあわせて,広域な再開発を目指していたが,時間切れで企業庁は解散となってしまった. 長い間未使用のまま放置されてきた土地の開発は,管轄自治体である船橋市に引き継がれた.
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船橋市は,この市有地を再測量し,「JR船橋駅南口用地活用基本構想」を2015年3月に策定している. この場所は,第一種住居地域となり,建ぺい率は 60%,容積率は 200%,建物の高さ制限は 31m までとなっている. 現在の規制のまま施設を建設するのか,規制を緩和して施設を建設するのかは決まっていない. 31m 規制のままの場合,マンションで10階建て程度,事務所ビルの場合1階エントランスの高さが 4.5m,2階以上が 3.8m とすると8階建て程度となる.
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船橋市は,この「JR船橋駅南口用地活用基本構想」以外にも,「船橋市臨海部の回遊性創出に向けた基本構想」と「JR船橋駅南口周辺部の回遊性創出に向けた基本構想」も策定している. JR船橋駅南口周辺から,船橋大神宮,海老川沿い,船橋港親水公園,ふなばし三番瀬海浜公園,ららぽーとTyokyo-Bay,IKEA Tyokyo-Bay,JR南船橋駅南口,そして京葉食品コンビナートのサッポロビール園へと,船橋市臨海部一帯を観光地化することを狙っている.
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その目玉となるのが,元南極観測船 SHIRASE(しらせ)の移設だ. 現在は京葉食品コンビナートのサッポロビール園前の岸壁に仮係留されているが,駅から遠く交通に課題があった. これを,JR南船橋駅近くに誘致しようとしている.
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南極観測船しらせの建造および保有をしている文部科学省南極地域観測統合推進本部は,世代交代した旧しらせの後利用の募集をおこなったが,実現性のない応募しかなくスクラップにすることが2008年10月に決定していた.
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このことがニュースなどで話題となり,保存への声が高まってくる. 手をあげたのが,幕張新都心の幕張テクノガーデンに事業所をおく民間天気予報会社の(株)ウェザーニューズだった. 審査の結果,2009年11月に南極観測船しらせの引渡し先が決定する.
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しらせの母港は海上自衛隊横須賀となるため,その反対湾岸となる京葉食品コンビナート岸壁に2010年2月から係留されることとなる. 簡易なお色直しをおこない,新生 SHIRASE に名前を変え2010年05月02日に第二の船出をした.
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現在の所有者は,一般財団法人WNI気象文化創造センターとなるが,誘致のための交渉を始めているものと思われる.
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では,どこに係留する予定なのだろうか...
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詳細は策定中だが,係留場所はデイリーヤマザキ船橋浜町二丁目店前あたりの岸壁を想定している.
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ここをみなとデッキ広場として整備し,SHIRASEの乗船場所とする. 近くには,水上バス発着所を設置して羽田国際空港から船で観光客を直接呼び込む. また,各種イベントや海釣り公園も検討する.
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米国サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフのような観光地を目指しているのだろうか. ここは,夕日がよく見える場所となるが,夕日を見ながらシーフードレストランで夕食を食べるような場所になるかもしれない.
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