千葉県船橋市宮本5丁目の船橋大神宮(正式名:意富比神社)は,船橋市内でもっとも初詣の人出の多い神社だ.
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船橋大神宮初詣として参拝する人は,元日だけで 6万人,初詣の累計参拝者数は約 18万人にもなる. 最寄駅である京成大神宮下駅から徒歩3分と交通が便利なため,近年初詣数が増え,行列は長くなるばかりだ.
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初詣では,多くの市民が「今年もいい年になりますように」と,健康・交通安全,商売繁盛,受験必勝などを願う. お参り後は,お神札(ふだ)やお守り,絵馬,破魔矢などの縁起物を授与所で購入するのが定番となっている.
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だが,お参りの回転数と縁起物購入の回転数に大きな差があるため,絶えず授与所前には長い列ができ大混乱となっていた. 2016年の初詣お参りをした方は,気がつていただろうか. 今年は,状況が大きく異なった. それはなぜか...
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船橋大神宮の授与所前が広くなったからだ. 授与所の場所が,南側に 5m ほど移動したのだ.
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東京大神宮のように,臨時授与所を設営する方法もあったかもしれないが,プレハブで臨時に作るにしても,それなりの費用はかあかる. それよりは,そのまま移動させた方が一時費用はかあかるが,今後のことも考え移動したものと考えられる. 船橋大神宮では,境内整備をおこなっており,その計画の一環としておこなった.
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授与所の移動には,解体して再度建築ではなく,曳家(ひきや/曳き屋)という工法によっておこなわれた. 曳家とは,建物を解体せずにそのままの状態で移動することができる.
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移動先に先に建物の基礎を作っておき,建物を油圧ジャッキで持ち上げ,土台と床の間に鋼材を通して,建物に取り付けたワイヤをウインチで曳き,ゆっくりと少しずつレールの上を移動させた. 作業は,2015年11月27日におこなわれた.
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曳家は,奈良時代のころからおこなわれていた工法で,コロを使って移動させていた. 現代になっても,その原理は昔と同じとなる.
元日の初詣参拝者が,授与所の前に長い列を作る.
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2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では,遠く離れた千葉県でも大きな被害となった. 特に浦安市では,液状化によって 8700棟が被害をうけた. これらの家の傾きを直す工事(沈下修正工事)にも,曳家職人が活躍している.

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