千葉県という県名は,1873年(明治6年)に千葉県南部の木更津県(県庁は現在の木更津市)と千葉県北西部と茨城県南西部の印旛県(県庁は現在の流山市)が合併し,千葉郡千葉町に県庁が置かれたことに始まる.
▼千葉市中央区院内1丁目の千葉神社(千葉妙見宮).
奈良時代,行基(ぎょうき/行基菩薩)と弟子たち(行基集団)は,日本全国を行脚していた. 現在の千葉市に咲いていたハス(蓮)の花を見つけ「千葉(せんよう)のハスの花に天女が舞い降りた」として,観音を彫って安置したのが「千葉」の地名の始まりとされる説がある.
▼奈良時代に日本中を行脚した行基.
仏教は,ハスとともに,中国から朝鮮半島を経由して日本に伝達されたとされる. 東京大学検見川総合運動場の縄文遺跡の落合遺跡からハスの実(大賀ハス)が発掘されたことから,仏教の伝達よりも前から千葉の地に生息していた. 当時,行基が見つけたハスの花は,今の千葉神社あたりではなかったかと思われる.
▼2016年1月3日(日) 9:30 ごろの千葉神社(千葉妙見宮).
千葉神社で,最も大きなお祭りは夏の例祭妙見大祭(みょうけんたいさい)となる. 妙見大祭は,1127年から始まり以来一度も途切れることなく続けられてきた歴史ある祭りで,2016年には第890回目を迎える.
妙見大祭は,妙見菩薩(みょうけんぼさつ/妙見様)の祭りで,仏教のキャラクターのひとりだ. 神社なのに,なぜ仏教のキャラクターなのか...
▼千葉市中央区院内1丁目の千葉神社(千葉妙見宮).
奈良時代,行基(ぎょうき/行基菩薩)と弟子たち(行基集団)は,日本全国を行脚していた. 現在の千葉市に咲いていたハス(蓮)の花を見つけ「千葉(せんよう)のハスの花に天女が舞い降りた」として,観音を彫って安置したのが「千葉」の地名の始まりとされる説がある.
▼奈良時代に日本中を行脚した行基.
仏教は,ハスとともに,中国から朝鮮半島を経由して日本に伝達されたとされる. 東京大学検見川総合運動場の縄文遺跡の落合遺跡からハスの実(大賀ハス)が発掘されたことから,仏教の伝達よりも前から千葉の地に生息していた. 当時,行基が見つけたハスの花は,今の千葉神社あたりではなかったかと思われる.
▼2016年1月3日(日) 9:30 ごろの千葉神社(千葉妙見宮).
千葉神社で,最も大きなお祭りは夏の例祭妙見大祭(みょうけんたいさい)となる. 妙見大祭は,1127年から始まり以来一度も途切れることなく続けられてきた歴史ある祭りで,2016年には第890回目を迎える.
妙見大祭は,妙見菩薩(みょうけんぼさつ/妙見様)の祭りで,仏教のキャラクターのひとりだ. 神社なのに,なぜ仏教のキャラクターなのか...
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インドに発祥した菩薩信仰が,中国の土着的な宗教である道教と混同し,仏教として日本に伝わった. さらに,日本の土着の宗教である神道と混同したものが妙見様となる. つまり,妙見様は,神様でもあり仏様でもある. もともと日本の宗教は,このように共存共栄してきた.
だが1869年(明治2年),明治新政府より神仏分離令(神社と寺院の区別をはっきりさせる)が全国の社寺に発し,事実上仏像の使用ができなくなり,神社へ完全転換することになった. 結局,仏教が排除(廃仏運動)され,多くの仏像がが風呂のマキとして燃やされてしまう.
現在の千葉神社も,江戸時代には真言宗の北斗山金剛授寺尊光院という寺院であったが,神仏分離によって神社となった. しかし,建物も寺院の様式のまま用いた大きな社殿となっている. 神社にしては,朱色の色鮮やかな建物となっている.
千葉神社は,今でも両方の顔のもち,妙見大祭という名前の祭りでありながら,神輿も担ぐ.
千葉神社は,千葉駅から徒歩で約12分という少し不便な距離でありながら,多くの市民が初詣にやってくる.
千葉県の初詣ランキングでは,第1位の成田山新勝寺の人出約 300万人には遠くおよばないが,妙見本宮千葉神社は第2となり,人出は 63万人にもなる.
さらに,第3位は香取神宮の人出 45万人. 第4位が東金市の千葉厄除け不動尊で人出約 60万人. 第5位が市川市の日蓮宗大本山中山法華経寺で人出 35万人. 第6位が千葉市稲毛区の稲毛浅間神社で人出:30万人となっている.
千葉神社は,学業が有名で,お宮参り,七五三,合格祈願,厄払い,車の厄除け,成人式,初詣参りなどとして,家族連れが訪れている. 近くに豆大福で人気の木村屋がある.
<関連記事>
(2016年01月02日)船橋大神宮の初詣2016@千葉県船橋市宮本
(2015年01月03日)冬の風@船橋大神宮の初詣<正月3日>(8)
(2014年12月31日)冬の風@年越しの船橋大神宮(6)
(2014年12月31日)冬の風@ケーヨーD2東船橋店前の正月飾り販売(5)
インドに発祥した菩薩信仰が,中国の土着的な宗教である道教と混同し,仏教として日本に伝わった. さらに,日本の土着の宗教である神道と混同したものが妙見様となる. つまり,妙見様は,神様でもあり仏様でもある. もともと日本の宗教は,このように共存共栄してきた.
だが1869年(明治2年),明治新政府より神仏分離令(神社と寺院の区別をはっきりさせる)が全国の社寺に発し,事実上仏像の使用ができなくなり,神社へ完全転換することになった. 結局,仏教が排除(廃仏運動)され,多くの仏像がが風呂のマキとして燃やされてしまう.
現在の千葉神社も,江戸時代には真言宗の北斗山金剛授寺尊光院という寺院であったが,神仏分離によって神社となった. しかし,建物も寺院の様式のまま用いた大きな社殿となっている. 神社にしては,朱色の色鮮やかな建物となっている.
千葉神社は,今でも両方の顔のもち,妙見大祭という名前の祭りでありながら,神輿も担ぐ.
千葉神社は,千葉駅から徒歩で約12分という少し不便な距離でありながら,多くの市民が初詣にやってくる.
千葉県の初詣ランキングでは,第1位の成田山新勝寺の人出約 300万人には遠くおよばないが,妙見本宮千葉神社は第2となり,人出は 63万人にもなる.
さらに,第3位は香取神宮の人出 45万人. 第4位が東金市の千葉厄除け不動尊で人出約 60万人. 第5位が市川市の日蓮宗大本山中山法華経寺で人出 35万人. 第6位が千葉市稲毛区の稲毛浅間神社で人出:30万人となっている.
千葉神社は,学業が有名で,お宮参り,七五三,合格祈願,厄払い,車の厄除け,成人式,初詣参りなどとして,家族連れが訪れている. 近くに豆大福で人気の木村屋がある.
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