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これは,ペットボトル自動回収機という. 買い物の際に,自宅から空きペットボトルを持ってきて,この機械に投入することによって,ポイント(特典)を発行するのだ.
回収したペットボトルは,国内でリスクルペットボトル容器や企業ユニフォーム,カーテン,玉子パックなどに生まれ変わる.


同様のしくみは,セブン&アイHD(イトーヨーカドーやヨークベニマル,セブンイレブンの一部)やイオングループの店舗でもおこなっている.
セブン&アイHDの場合,電子マネーカードの nanaco にポイントを貯める.
ペットボトル1本(サイズ無関係)につき,2RP(リサイクルポイント)が付き,500RP貯めると,nanaco の50円に換えてくれる.
ペットボトル 250本で 50円になる.


イオングループの場合も,ペットボトル 5本につき1WP(ワフォンポイント)がたまり,換算率は同じとなる.
イオンの場合,牛乳パックでもポイントを付けてくれる.
回収機に入れられるのは、2リットルまでの透明ペットボトルだけとなり,つぶれたペットボトル,ラベルやキャップがついているペットボトル,色付きのペットボトルは回収できない.


日本のペットボトルの回収率は約 70% で,ヨーロッパでの約 50%,米国の約 30% から比べても,世界的に高い.
だが,ペットボトルは回収されても,全てが再利用されているわけではない.
2010年度実績では,62万8000tが回収されたが,国内でリサイクルされたのは 24万2000t で,リサイクル率は 38.5% でしかない.
再利用されなかったペットボトルはゴミとして燃やされるか,発展途上国へ輸出されている.
したがって,自治体などがおこなっている.ペットボトル回収には意味がないといった指摘もある.


新品のペットボトル1本を作るのに必要な費用は約 10円-15円/1本といわれている.
だが,回収したペットボトルからリサイクルペットボトルを作った場合の費用は 34円/1本にもなる.
その大部分が,運搬や保管などの回収コストとなる.
つぶしたペットボトルでも容量がかさむために,一度に運搬できる量には限界がある.
ペットボトルを運搬うるトラックはほとんどが空気を運んでいて,空気を保管するために倉庫を借りている.


このペットボトル自動回収機は,スーパーの玄関などでおこなっている回収ボックスとは根本的に異なっている.
その場で分別,破砕,圧縮まで行うため,回収の効率が高いのだ.
このペットボトル自動回収機を使った場合,ペットボトルの運搬用のトラックや保管スペースやを削減することができ,このリサイクルペットボトルの費用は 10円/1本程度と言われている.
燃やす場合よりも,CO2削減効果も期待される.
また,スーパー側から見れば,客の囲い込みが期待できる.
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