京成八幡駅前の千葉県市川市本八幡3丁目には,京成百貨店第1号店の
市川京成百貨店(京成デパート)があった.
▼1963年(昭和38年)9月にオープンした市川京成百貨店.

京成百貨店最盛期には,茨城県水戸市に
水戸店,東京都台東区に
上野店(現,マルイシティ),茨城県土浦市に
土浦店,東京都大田区に
大森店も営業していた.


1963年(昭和38年)にオープンした
市川京成百貨店は八幡唯一のデパートだったが,1984年(昭和59年)10月から
京成ストアが営業を引き継いだ.

だが,2007年3月31日をもって2階から4階は閉鎖すことになる.


京成八幡駅からJR本八幡駅にかけての地域の
市川市本八幡駅北口再開発事業がスタートしていて,A地区の
市川京成百貨店が入居していた
市川京成ビルも解体する計画になっていたからだ.


京成グループのスーパーマーケットの
リブレ京成(京成ストア)のみが1階で営業を続けていたが,
リブレも2010年2月28日を持って完全閉店となった.
京成百貨店は,現在は水戸店のみとなっている.


本八幡地区は,JR総武線,都営地下鉄新宿線,京成本線の3線が交わる交通に便利な場所となっている.

都営新宿線で新宿駅までが29分,JR総武線で秋葉原駅まで22分,京成本線で上野駅まで25分と,アクセス性が高い.


不動産総合サイトのキャリルーノ調べ「住みたい街ランキング」では
本八幡が9位.

不動産住宅情報サイトSUUMO(スーモ)調べのの「みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版-20代-40代千葉県編でも
本八幡が10位となっていて高い評価を得ている.


段階的に再開発が行われ,C-1地区が1999年度で完了.

D-1地区が2002年度で完了.

D-2地区が2004年度で完.

,B地区が2009年度で完了.
A地区が2015年8月で再開発を完了している.


特に,
市川京成百貨店があった約 1.4ha の
A地区は,再開発の地区の中でも最大規模を誇るプロジェクトで,すでに
A-1地区の中央の駅前広場(600m2)と
京成電鉄本社ビル(業務棟),地上40階の超高層マンション
グランドターミナルタワー本八幡(住宅棟)が完成している.

地下の一部(道路下も含む)には,市川市の
公共駐輪場を設置した.

京成グループは,京成電鉄を中核に129社,総従業員数約2万3000人にもなる総合生活企業集団となっている.

京成電鉄の歴史は,1909年(明治42年)に成田山の不動様参りの電車としてスタートし,1912年(大正元年)に押上駅-江戸川駅,高砂駅-柴又駅の 11.5km を開通.

その後,1914年(大正3年)に市川駅(現在の国府台駅)に到達した.

1921年(大正10年)には
千葉駅,1930年(昭和5年)には
成田駅,1933年(昭和8年)には上野駅へと延伸して
京成線がほぼ完成する.

A-2地区の商業棟も2015年9月に引渡しがされ,入居する店舗の内装工事が始まっている.


商業棟は,地下1階,地上6階となる.
(株)市川ビルが運営する.


地下と1階-3階は
商業テナント,4階-5階北側は
駐車場,6階は
機械室となる.

では,どのような
商業テナントが入居するのだろうか...