
JR京葉線
新浦安駅から徒歩26分の千葉県浦安市明海5丁目に,
浦安市立明海南小学校(あけみしょうがっこう)と
浦安市立明海中学校(あけみちゅうがっこう)がある.

浦安市始めての
小中合同校舎の学校となっている.

明海南小学校は,明海大学近くの
明海小学校から分離する形で,浦安市内16番目の小学校として開校,
明海中学校は
日の出中学校から分離する形で,2006年(平成18年)4月1日に開校した.


開校当時の
明海南小学校は,児童数247人,教職員数う22人の規模だったが,その後もマンションの建設が続き,現在の児童数は 546人(2014年5月1日現在),17学級の規模になっている.


開校して10年目の2015年10月31日(土)に,
明海南小学校と
明海中学校の合同で,創立10周年記念行事が明海中学校体育館でおこなわれた.

浦安市では,
小中連携一貫教育を推進している.

小学校6年間,中学校3年間の現行の義務教育制度を維持しつつ,
義務教育9年間を見通した教育を展開している.


浦安市の人口は16.4万人,その内
外国人は 3000人を超え,その国籍数も74カ国以上にもなる.

周辺の自治体と比較しても
外国人の比率は高い.
広報うらやすも英語版を発行しているほどだ.

東京ディズニーリゾートなどの観光施設や東京湾岸の単純作業労就労先が多いこと,安い賃貸アポートが多いことなどから徐々に集まってきている.
▼浦安市立明海南小学校合唱部の演奏.


漁業の街から東京のベットタウン,そして
国際色豊かな街へと変貌してきている.

特に教育分野では,
英語教育に力を入れている.

国際で通用する
英語を身につけるためには,
ネイティブスピーカー教師が重要となってくるが,国立系大学の教育学部を卒業しても,日本人の英語能力では実現できない.
▼浦安市立明海南小学校吹奏楽部の演奏.


それを実現するのが,
ALT(Assistant Language Teacher = 外国語指導助手)や
AET(Assistant English Teacher = 英語指導助手)だ.

浦安市では,1979年(昭和54年)から
ALT を採用している.

現在は,浦安市内の8つの中学校に,1校につき1人の
ALT を配置している.

基本は,週3時限の
英語授業の内,1時限に
ALT がつく授業となり,生きた
英語が学べるようにしている.
▼浦安市立明海中学校管弦楽部の演奏.


文部科学省は,2011年度から
新学習指導要領を全面実施し,小学校5年-第6年において年間35単位時間の
外国語活動が必修化された.

だが,
英語教員を確保できないことなどから,小学校間にレベル差が出ている.

小学校で学んだ
英語を基礎に中学校に引き継ぎすることができない.

結果,中学入学時から
英語教育をいちからやり直すことになる.
▼浦安市立明海中学校卒業生ユニットの演奏.DilettoTorio

浦安市では,小中連携一貫教育カリキュラムを採用している.
明海南小学校と
明海中学校は
小中合同校舎となっているため,6年生の外国語授業では,中学校の英語科の先生と学級担任,
ALT の3人により,きめ細やかな学習が進められている...