天ぷらは,魚介類や野菜,山菜などに,小麦粉で作った衣をつけて油で揚げた,日本で独自に発達した料理だ. サクサクとした天ぷらを揚げるためには,天ぷら専用の粉が不可欠となる. 「天ぷら粉の昭和です」または「粉と油の昭和産業」のキャッチフレーズで有名なのがSHOWA(昭和産業)だ. その昭和産業の船橋工場が臨海地区の千葉県船橋市日の出2丁目にある.
▼1951年(昭和26年)ごろの船橋駅周辺(左). ▼1965年(昭和40年)ごろの船橋駅周辺(右).
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昭和産業(株)は,1936年(昭和11年)に創業した. 現在は,,臨海地区に船橋工場があるが,以前は船橋駅南口前にあった. 鉄道を使って,原材料や完成品を運ぶため,現在の船橋西武の場所にあった. 6階建ての大きな製粉工場だった. 昭和産業は,原料から加工食品までを一貫製造する食品ために,埋め立て地の千葉県船橋市日の出2丁目に移転した.
▼1966年(昭和41年)ごろの船橋駅周辺(左). ▼1984年(昭和59年)ごろの船橋駅周辺(右).
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船橋駅前の旧船橋工場跡地の約2000坪は,を11億円で湯浅商店(現ユアサフナショク)に売却され,その売却益を新工場建設にあてた. 1964年(昭和39年)7月には,臨海地区に製粉工場の移転が完了した. また,1966年(昭和41年)12月には船橋工場内に総合研究所が開設される.
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昭和産業船橋工場に新施設が建設される...
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それが,昭和産業(株)の研究開発施設となる.
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昭和産業(株)は,研究開発体制の強化のため,RD&Eセンターを作る. RD&Eとは,研究(Research),開発(Development),技術(Engineering)の意味となる. 新しい施設は,4階建てとなり,総延床面積:約 4500m2, 施設の完成は,2016年9月末完成予定竣となっている. 約17億円を投資する.
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小麦粉と天ぷら粉はどうちがうのだろうか. 天ぷら粉は,カラッと揚がるよう工夫がしてある. 薄力粉に卵パウダーやベーキングパウダー(膨張剤)などを配合し,ころもの粘り気が少なく冷水や卵が必要ない.
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このように,新しいRD&Eセンターでは,小麦や大豆,菜種,トウモロコシなど多種の穀物の組み合わせで,さらに高度な食品素材を提供するための技術開発やパスタなどの商品開発,食の安全を確保するための分析センター,特許などの知的財産管理などをおこなう. また,一般市民向けのコミュニケーションスペースを併設する.
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あまり知られていないが,コンビニのセブンイレブンジャパンのオリジナル菓子パンや惣菜パン,ドーナツ類は,昭和産業の子会社の(株)スウィングベーカリーが開発生産している.


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