千葉県船橋市宮本5丁目船橋大神宮(意富比神社)には,大晦日から正月にかけて多くの市民が初詣に出かける神社だ. また,秋には奉納相撲大会が開かれるなど,市民に親しまれている神社となっている.
船橋大神宮.
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子どものすこやかな成長を願って祝うのが,七五三だ. 今年の船橋大神宮七五三の場合,2015年10月1日(木)から祈祷(きとう)が始まる. 11月の土日祝日などの繁忙時には,祈祷(きとう)の回数を増やすほど市民が訪れる.
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七五三の初穂料(祈願料/玉串料)を決めていない(明らかにしない)神社も多いが,船橋大神宮では受付で 3000円,5000円,1万円を選択するシステムとなっている. 他の神社では,初穂料の金額によって,記念品(お土産)に差をつけているところもあるが,祈禱(きとう)そのものに違いはない. 金額の差は,気持ちの差となる.
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船橋大神宮(意富比神社)内には,八劔神社,八雲神社,八坂神社,大鳥神社などの複数の境内社(摂末社)がある. その,八雲神社の前に,小石が置いてある. この小石は何なのだろうか...
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この小石は「歯固めの石」なのだ.
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生まれたばかりの赤ちゃんは,生後10日くらいから少しずつ離乳食をはじめ,100日目くらいから離乳食完了期に入る. 乳歯が生え始める時期でもある. そのころに行うのが「歯固め」と呼ばれる儀式で,その時に使うのが歯固めの石となる. かつては,母乳から離乳食を始める時期でもあったのだろう.
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歯固めは,「石のように固くて丈夫なが生えてきて,元気に長生きできますに」という願いを込めておこなわれてきた. 箸先をに触れさせて,その後赤ちゃんの歯茎にあてるだけとなる. 小石は,河原から拾ってきれもよいが,地元の神社の境内から拾ってくることが多い. もちろん,使用したら返すことが礼儀だ. は使用する前に洗浄して煮沸消毒をする.

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