ヨーロッパ,中東,アジアと世界的規模で行われた第二次世界大戦(大東亜戦争)が,1945年(昭和20年)8月に終わった. 長い戦争で日本中が食糧難に苦しんでいた.
▼「アメリカの友よ,サンキューララ」とプラカードに書かれている(左).
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そのような時代に子どもたちの食事を支援したのが,ララ救援物資(アジア救援公認団体)やユニセフ(国際連合児童基金)だった.
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主に米国から,小麦粉や脱脂粉乳(乾燥ミルク)などが無償で送られた. それらの援助物資を使用して,学校給食が開始され,多くの子どもたちが飢餓から救われた.
▼現南船橋駅あたりにあった若松中学校. ▼京葉線計画のために,海側に移転することになる.
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船橋市でも,1947年(昭和22年)から船橋,宮本,海神,葛飾,八栄,高根,法典,塚田,三咲の9小学校で,先生やお母さんたちにより給食がスタートする. コッペパンと脱脂粉乳などといった不十分なものだった. 普通の牛乳になったのは,1966年(昭和41年)ごろからとなる.
▼奥に見えるのは,船橋競馬場(左). ▼グランドはまだ整地されえいない(右).
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現在の船橋市の小学校は,自校調理方式(浦安市は共同調理場方式)を採用し,全56校(特別支援学校2校を含む)で完全給食を実施している. いっぽう船橋市の中学校は,1963年(昭和38年)から全中学校でミルク給食が開始された.
▼奥の縦に長い施設は,若松団地の給水塔(左). ▼奥の建物は千葉県水道局船橋水道事務所(右).
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学校給食法(1954年成立)の施行規則では,給食の形態は完全給食,補食給食,ミルク給食と,3つの形態と定めている. 完全給食とは,給食のみで自宅からの持ち込みはない. 補食給食は,主食(ごはんやパン)は持参しミルク(牛乳)とおかずを給食とする. ミルク給食は,ミルク(牛乳)のみが給食で,主食とおかずは持参(もしくは弁当購入)となる.
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船橋市では,ミルク給食から完全給食への移行を求める市民の声が高まり,1989年(平成元年)船橋市保健衛生健康管理課内に学校給食準備室が設置され,中学校の給食のありかたについての検討を始め,ミルク給食から完全給食への移行が決定した.
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そして,1992年(平成4年)には法田,高根,習志野台の中学校内に給食施設が建設され,自校調理方式選択方式(前納制)による完全給食が開始された. 選択方式では,A献立(主食米飯)か,B献立(主食パンまたは麺)の2種類の給食と,弁当持参かを事前に生徒(家庭)が選ぶことになる. 現在,27中学校で導入されている.
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この方針により,船橋市立若松中学校では1993年(平成5年)に給食室ランチルーム(食堂)が完成している. 「生徒を取り巻く生活環境に対応でき」,「生徒の発達段階や個人差を重視し」,「人との触れ合いを大切に」との3つの基本方針の観点からランチルーム(食堂)を推進している.
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その後,主な学区だった若松団地の高齢化と少子化により,若松中学校の生徒数は激減する. だが,新しい給食室ランチルーム(食堂)が建設されることになった...
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近年湾岸エリアにプリズムやミッテ,サザン,ホライゾン,ウェリスとつぎつぎに大型マンションが建設され,1学年1クラス構成から一部3クラスになっている. 若松小学校の1-2年生が 6クラスとなっていることなどから,2020年ごろには若松中学校も6クラスになるはずだ. 新しい給食棟増築は,給食棟(1323.48m2/1F:給食室,2F:ランチルーム)と渡り廊下棟(332.89m2)で構成され,総延べ床面積1667m2,鉄骨造で地上2階建. 総額6億600万円(設計費2700万円)の予算が計上されている.

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