
1955年から1973年までの日本の実質経済成長率は年平均 10% を超え,
高度経済成長時代となる.

家庭の収入も増え,クルマ保有台数も増えていく.

だが,それに合わせて,
交通事故死者数は1万6000人/年を超え,
交通戦争と呼ばれるほどになっていた.


その後,道路や歩道の整備など,
交通事故対策の効果が出始めるが,1980年中盤から再び増加し
第2次交通戦争となる.

警察庁では,
携帯電話が普及し運転中携帯電話の使用が原因と分析している.
▼千葉県の事故要因. ▼夕方から夜に変わる時間帯の事故が多い.


近年の
交通事故発生件数は,2004年に 95万2709件と過去最悪を記録したが,その後は10年連続で減少し,2014年は 57万3465件となっている.
▼ららぽーとTOKYO前道路の浜町交差点手前でおきた交通事故.


アンチロックブレーキシステムやエアバッグの普及.衝撃を吸収するボディーの進化などのテクノロジの進化もあるが,シートベルト着用の徹底(義務化)や飲酒運転の撲滅(代行運転の利用)など,モラル向上などが減少の理由と思われる.


都道府県別の交通事故件数(2013年)のワーストを見ると,(1).愛知(48,949), (2).大阪(46,110), (3).福岡(43,678), (4).東京(42,041), (5).静岡(35,224), (6).神奈川(33,847), (7).埼玉(33,280),(8). 兵庫(32,734),(9).
千葉(21,467), (10).群馬(17,682),と車や人が多い大都市部に集中している.


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